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2014年3月16日日曜日

東芝情報漏洩 狙われる「日の丸技術」…中韓メーカーが引き抜き

東芝の収益の柱である「NAND型」フラッシュメモリーの先端技術が韓国の半導体大手「SKハイニックス」に流出した疑いが強まった。

人材を通じて日本企業の機密技術が海外企業に流出するケースは後を絶たず、国際競争力を阻害する一因になる恐れもある。
 流出したとみられるのは、スマートフォンなどに使われるNAND型フラッシュメモリーの研究データ。NAND型は東芝が世界で初めて開発。現在、首位の韓国サムスン電子に迫るシェアを持ち、営業利益の大部分を稼ぎ出す看板商品だ。
 市場の拡大を背景に、各社は大容量化などの研究開発を加速。今回、SK社に流出させた疑いがある杉田吉隆容疑者(52)は東芝の機密情報にアクセスできる立場にあったという。
 日本企業からの情報漏洩(ろうえい)は、今に始まったことではない。平成24年3月には工作機械のヤマザキマザックから設計図などの情報を不正取得したとして、愛知県警が中国人従業員を逮捕。同4月には新日本製鉄(現・新日鉄住金)が高機能鋼板の製造技術を流出させたとして、元社員と韓国製鉄大手ポスコを相手取り、1千億円の訴訟を起こした。
 後発の韓国や中国などのメーカーは、日本の優秀な技術者を好待遇で引き抜くなどして技術力を向上、日本企業を上回る実力を蓄えてきたとされる。


相次ぐ情報流出を受け、日本企業もセキュリティーの強化に着手。機械メーカー幹部は「競争力を左右するような大切な技術情報は特許を取らずに公開せず、一部の社員しかアクセスできないよう厳重に管理している」と打ち明ける。
 企業は社員と秘密保持契約なども結ぶが、退職後の競合他社への転職禁止などまで踏み込めないケースも少なくない。記憶媒体に不正コピーするなどの強硬手段に出た場合、技術面で防止するのにも限界がある。
 不正競争防止法は営業秘密の流出を禁じているが、経済産業省幹部は「国内企業から海外企業に転職することまで止められない。個人が持つノウハウの流出と重要データの流出との線引きをどこに引くかという問題もある」と指摘する。
 企業秘密を海外に漏洩した場合はさらに厳しい罰則を科す米国などと比べて、日本は「産業スパイ天国」と揶揄(やゆ)され、制度の不備が指摘されてきた。
 産業界の要請を受け、政府も知的財産戦略本部を通じ、罰則強化などの検討を始めた。菅義偉(すがよしひで)官房長官は13日の会見で「技術立国であるわが国にとって、技術の流出防止と保護にしっかり取り組むことが大事だ」と述べた。産業競争力を維持するためにも国を挙げた対策が急務だ。
 東芝は13日、「半導体をはじめとする当社固有の最先端技術は国際競争を勝ち抜くための源泉であるとの考えのもと、今回のような不正事件に対しては断固とした措置を講じていく」などとするコメントを発表した。

http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/140314/evt14031411250011-n1.html


ブラックカルト国家日本国に招いた事件ですね。

技術の流出防止と保護以前の問題ですね。

これが精神論と思うのは私だけでしょうかね...。

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