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2014年3月17日月曜日

ロシア編入へ クリミアの首相が「勝利宣言」

ウクライナ南部のクリミア自治共和国で行われたロシアへの編入の賛否を問う住民投票は、投票が終わり、ロシアへの編入が賛成多数で承認されるのは、確実な情勢です。
自治共和国のアクショノフ首相は「わが家であるロシアに帰ろう。われわれの勝利を誰も覆すことはできない」と述べ、一方的にロシアへの編入を宣言しました。
クリミアで行われたロシアへの編入の賛否を問う住民投票は。
現地時間の16日午後8時(日本時間17日午前3時)に締め切られました。
地元の選挙管理委員会が開票作業を進めていますが、開票率50%の時点で、投票した人の95%余りがロシアへの編入に賛成の票を投じたということで、ロシアへの編入が承認されるのは確実な情勢です。
これを受けて自治共和国のアクショノフ首相は、日本時間の17日午前6時すぎ、中心都市シンフェロポリの広場に登場し、集まった大勢の住民を前に勝利宣言を行いました。
この中でアクショノフ首相は、「わが家であるロシアに帰ろう。われわれは勝利した。誰もこの勝利を覆すことはできない」と述べ、一方的にロシアへの編入を宣言しました。
欧米各国は、今回の住民投票は、ウクライナの憲法や国際法に違反し、無効だと主張しており、ロシアへのさらなる制裁に踏み切るものと見られています。
これに対し、ロシアも対抗措置を取る構えを見せていて、双方の対立が深まるのは避けられない情勢です。
 
EU「結果は認めない」
 
EU=ヨーロッパ連合のファンロンパイ大統領とバローゾ委員長は共同で声明を発表し、「住民投票はウクライナの憲法や国際法に違反し違法であり、その結果は認められない」として、欧米諸国などの反対にもかかわらず投票を強行したことを強く非難しました。
そのうえで「この危機の打開策はウクライナの領土の一体性と主権、独立を尊重するという原則に基づくべきであり、ウクライナとロシアの政府による直接対話といった外交的な手段によってのみ可能だ」として、ロシアに対し、ウクライナの暫定政権との対話に応じるよう改めて求めました。
またEUは、17日にブリュッセルで開く外相会議で「追加的な制裁措置を決める」としてロシアに警告しました。
 
米は制裁強化の構え
 
アメリカ、ホワイトハウスのカーニー報道官は、16日、声明を発表しました。
この中でカーニー報道官は、「われわれは住民投票を拒絶する。住民投票はウクライナの憲法に違反しており、国際社会はロシア軍による脅しの下で行われた投票結果を認めない」と強調しました。
そのうえで、「ロシアの行動は危険で、状況を不安定にするものだ。こうした軍事介入や国際法違反により、ロシアはさらなる代償を払うことになるだろう」と警告し、ロシアへの制裁を強める構えを示しました。
そして、国際社会のすべての国々に対して、ロシアの行動を非難し、制裁を科すための具体的な措置をとるよう呼びかけました。
 
 
 
 
さらにEUアメリカの経済制裁で日本経済にも影響必死だな。
 
安倍総理、涙でもお拭き。
 
 

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